建物老朽化
老朽化が進むと資産価値下落や家賃下落を引き起こしてしまう可能性があります。ですから、物件の資産価値維持、付加価値アップの為のメンテナンスと管理が必要になってきます。
マンション価値の下落
マンションは、一部を除いて年月が経つとその物件価値を落としていきます。マンション経営においても、それを前提とした投資を行う必要があります。
家賃下落
家賃が相場よりも高く設定されているようなお部屋の場合、家賃が下がる可能性は高いです。景気の上昇や需要の増加などにより、家賃が上がっていく可能性もありますが、基本的には経過年数とともに緩やかに下がると計算しておいた方が、将来の設計は確かなものになると思います。
家賃保証の場合でも、当初からの設定賃料を永久的に保証されるものではありません。近隣相場の変動に伴って賃料の見直しがあります。
換金性
すぐに売りたいと思っても、相場の売値で適正な価格でと考えれば、1~3ヶ月程は余裕を持っておられた方が良いと考えます。安く売らない為には、売却時は売り急がず売却する事が重要です。
空室
仮に入居者が退去した場合には、新しい入居者が見つかるまでの間は収入が途切れる事になり、家賃収入が入ってこなくなります。
その時にローンを組んでいた場合、家賃を毎月のローン返済に充てる事が出来ず、自己資金を持ち出さなければなりません。
金利の上昇
ローンを組んでマンション投資を始めた場合、金利が上昇すれば返済金額が上がってしまい収支が悪くなってしまいます。
管理費・修繕積立金の変動
長期修繕計画案等を元に、将来的には金額上昇する可能性があります。
新築当初から、修繕積立金額を安く設定している物件の場合ですと、10〜15年後には倍以上に上がるケースもあります。
火災・地震
所有しているお部屋が火事や地震等の天災で焼失・倒壊してしまうという事も、不動産投資ならではのリスクです。
最近は特に地震によるリスクの不安を訴えるオーナー様のお話をよく耳にします。
設備故障
室内の設備で修繕が必要になった場合、修繕費用は家主負担となります。主なものとして下記の項目があります。
設備 | 費用 | 目安期間 |
---|---|---|
エアコン | 7万円程度 | 7~10年に一度 |
給湯器 | 10~13万円程度 | 10~15年に一度 |
換気扇 | 5万円程度 | 10~15年に一度 |
水道の蛇口 | 2~5万円程度 | 15~20年に一度 |
管理会社の倒産
万が一、賃貸の管理会社が破綻した場合は、自分で管理するか、新たに管理会社を探す必要が出てきます。
最近の例としては、入居者からあずかっている敷金まで流用され、家賃が遅れたまま・・・などのトラブルも出てきています。